以前は振動篩い機のジョイント部にキャンパス(布地)を使用していました。キャンパスは布のため気密性、密封性が悪く、原料が布目、ジョイント部から漏れ、工場内が先が見えなくなるくらいに流出していました。
STダクトバンド使用後は、工場内の環境は驚く程良くなりました。STダクトバンドは、お客様からいただいた寸法で一本一本作りますので、大きすぎたり小さすぎることはありません。よって、振動してもジョイント部の密封性は変わりありません。
粉体輸送機(ニューマティック)のシュート部に汎用シリコンを接着して加工したダクトを使用していました。振動があるために汎用シリコンが裂けたりして、製品に混入する事がありました。シリコンが混入した場合は、ラインを停止し混入物を探さなければいけません。なかなか見つからない場合は、製品を溶解して混入物を除去しなくてはならず、大変気を使うラインでした。
STダクトバンドは独特な製法により、汎用シリコンと比較して5倍から10倍位の強度があり、更に汎用シリコンではない独特の粘りで、たとえ裂けても裂け目が広がらないと言う大きな特徴があります。
STダクトバンドに交換後はラインを停止する事が減少し、生産効率の向上により、大きなコストダウンになりました。
製糖工場では多くの振動篩い機を使用しています。それらの出入り口のジョイントとして、以前はウレタン、アメゴム及びキャンパス等を筒状にして使用していました。振動篩い機の振動でそれらの材料は切れやすく、一カ所でも亀裂が入るとたちまち全損してしまいました。そのため、ラインを停止することを余儀なくされていました。
STにダクトバンドに交換することにより交換期間が大幅に長くなり、ライン停止が減少しました。また、程度にもよりますが破損箇所の修理も可能ですので更にコストダウンができます。
振動篩い器の入口、出口はフレキシブルジョイントにとって特に切れや、摩耗が激しい所です。 場合によっては、つなぐ配管の芯がずれている場合や、径の違う配管をつなぐ場合もあります。その点、STダクトバンドは全てオーダーメードで製作しますのでジャストフィットします。
空気輸送の場合、一番恐いのが搬送中の詰まりです。
詰まりが原因で周辺機器を破損したりする恐れもあります。STダクトバンドは半透明ですので製品の流れがよく見えます。最悪詰まった場合でも取り外しが簡単ですので、復旧時間の短縮ができます。